ミスをリハーサルする

"本番のテンションで、サウンドチェック
だいぶ前ですがPA通す系の本番の時の話、
某ドラムの大先輩に言われて、
サウンドチェックの時に気をつけるようになったことがあります。
"サウンドチェックのときから本番のテンションで音を出す"
当たり前っちゃ、当たり前のことですが、
サウンドチェックでは自分の音、ステージの中音、モニター、客席に聞こえる外音をバンドメンバーとPAさんが調整していくわけで
そこで良いバランスで音を作っても、
本番で誰か一人でも音量が大きく変わったら、
せっかく作ったバランスが崩れて作り直しなわけです。
アンプのツマミなど数値的にはリハと本番で変わっていなくても、
演奏するのは人間だからテンションが上がれば力んだりすることで音量も上がってしまいますよね。
そこを含めて、本番のテンションを想像して弾くというか、
興奮したらこのぐらい弾くだろうなという音量、音圧で弾いてみる。
ということがサウンドチェックの時に大事だと思います。
これはPA通す本番での話なのですが、
似たようなことがクラシックの本番でも通用するなとふと思いました。
"本番のテンションを想像して"
という部分です。
"ミスもリハする"
本番で想定しうる、テンポだったり力み方だったり、ミスの仕方。
あとは重心のかけ方だったり、意識の場所(のめり込むのか、俯瞰するのか)
人それぞれ本番の最中、色々なこと考えると思いますが、それをなるだけ多くリハで再現する。
良いことも悪いことも再現。
リハでミスりまくって共演者に迷惑かけるのも良くないのであくまでコッソリ(笑)
ミスったらどうしようとか心配するのではなく、ミスもあるしナイスもある(ナイスってもしかして死語!?)。
それら全部を"リハ"しとく。
そんな感じです。
"本番のテンションで、サウンドチェック"
"ミスもリハする"
以上、不定期コーナー「奏者の気付き」でした〜
読んでくださりありがとうございました!
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2016.10.24
秋葉原Fiore Felice
開演19:00
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